コラム
COLUMN
2019年06月10日 [COLUMN, 世間話]
税理士との相性
テクニックや知識面でのコツを期待した方には申し訳ありません。
お客様と税理士との関係において、適正な税額計算に一番大切なものは
知識でも経験でもノウハウでもなく、『信頼関係』
お客様と税理士との間に、信頼関係がある事が重要です。
いや、不可欠です。
過度な期待によるもの、付加価値によるものではなく、
一言で言うなら、
『この人が、これ以上税金下がらないと言うなら、そうなんだろうな』
という意味での信頼です。
特に相続税等は、亡くなられた方の預金通帳のみならず、相続人の預金通帳等もできる限り、見せて頂くようにします。
ノーマークで申告すると、名義預金等を税務当局に指摘され、結果お客様の不利益に繋がる可能性が高いものです。
たまに、資料のやり取りやクライアント対応はやるから『税務申告だけ』お願いしたい。
という依頼もあります。
他士業や記帳代行会社、経営コンサルタントさんなどからが多いですね。
基本的には、こういった形での仕事をお引き受けしていません。
以前は、若干、お引き受けしていました。
事務所経営上、プラスと考えていた時期もあったんです。(売上が少なかったから・・・とも言いますが^^;)
ですが、結局、お客様との信頼関係を構築することができなかったり、他士業やコンサルタントからの『情報』の不具合や連絡不備が目立ってくるのです。
お客様は、きちんと税理士にも伝わっているだろうと思われますが、意外とそうでもありません。
『要望』を「なんとか税理士に伝えて、やらせます!」と見栄を張るアドバイザーもいるんです。
すると、こちらが『No』と言うであろう情報は伏せられてしまう事があります。
結果として、お客様にとっては二度手間になり、当然、連絡不備による不利益はお客様が被ります。
『信頼関係』と言うと堅く感じますかね。
『相性』と考えても良いですね。
相続税申告は、まず『相性』で選んでもらって間違いないと思います。
専門性や知識や経験も大事ですが、それより何より、
この人がいい!!って気持ちが大切。
誰かを通じての仕事は、その誰かさんが私と余程の信頼関係がないと無理ですね。
どの関係にあっても
信頼関係と相性
これが税額計算に大きな影響を与えるものです。
『人』がやる仕事は、皆そういう側面を持っているものですね(^_-)