コラム
COLUMN
2019年07月31日 [COLUMN, 相続]
相続する?させる?
相続の相談者は大きく二つに分かれます。
「相続させたい側」の相談と
「相続する側」からの相談ですね。
相続税は、本来「相続や遺言で財産を取得した場合」に発生する問題ですから、あえて言うなら「相続した側」からの相談になりますね。
現実的には、相続する前の動きによって相続税は変わってきますから、
相続する、相続させる
についてもご相談を受けています。
相続をさせる側からのご相談は
★納税資金の心配
★跡取り的な方へ多めに
★お墓の管理
★残された遺族の生活
などを考えた上で、どうしたら良いか?というご相談が主流です。
まれに、あいつにだけはやりたくない!という刺激的なものもありますね。
一方、「相続する側」からのご相談は多くの場合、神経を使います。
○有利な遺言を書かせよう
○生前に貰ってしまって、他の人へいかないように
○他の人は、たくさんお金を貰ってるはずだから、残りは自分に
○面倒見てるから、当然、貰う
感情的には理解できます。
でも、相続(相続させる側が健在の場合)や贈与は、当事者が一人という事はないのです。
人から人へ
最低でも二人はいます。
どちらか一方からの相談だけで動く事は、中々できません。
相続させる側も相続する側も
みんなが、納得できる場合もあれば
納得できない場合もあります。
感情に配慮しながら相談に対応…これ…あまり、しません(。-_-。)
人には、様々な歴史があります。
どんな主張であっても、それを否定する事はできません。
ご要望や腹に溜まった思いは、全部聞きます。
同情や共感はしませんが、否定は絶対しません。
する気もありません。
私が思う、よりベターな方法は提案しますが、それがご要望に合うかどうか…
税金的に損か得か?はお伝えしますが、問題はそこじゃないかもしれません…
一切否定はしませんし、他の関係者に肩入れもしませんが
「ニュートラル」に思う事は伝えます。
僕と相談者様も
紛れもなく
人と人
だからです。
常日頃、そんな事を心がけています。